“もえさん”やスタッフたちが、興味を持っている出版物を好き勝手にご紹介♪
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『動物オメガ図鑑 カワイイのはクチでした』
松原 卓二 著
本体価格 : \1,429 + 税
2009年5月初版 / マガジンハウス
動物で一番カワイイと感じる部分は?つぶらな瞳?やわらかい肉球?いえいえ、それはクチとその周辺なのです ・・・ と、動物の口元に魅せられた著者が日本各地の動物園などへ出かけ、さまざまな良いお顔を集めた写真集。タイトルの 『オメガ』 とは、パソコンなどで変換するとわかりますが、ギリシャ文字で 『ω』 のことで、動物のクチとその周辺の形に似ているということから、本書ではその部分をオメガと呼んでいます。
この図鑑は普通の図鑑とは少しばかり違います。というのも、出てくる動物の写真はどれも顔のアップばかりなのです。ヒツジの口元。カピバラの口元。トラの口元。アザラシの口元などなど。42種類の動物たちが出てきますが、全身が写っているものはほとんどいません。焦点も顔ではなく口元に合わせられたものが多く、眺めているうちにだんだんとその魅力が伝わってきます。特にコツメカワウソの写真は、著書の愛情が感じられるショットで、思わず 「可愛い・・・」
とつぶやいてしまいました。写真一枚ごとに動物の種類と撮影場所も書かれていて、巻末には触れ合える動物園や水族館の情報も載っていますので、写真だけでは我慢出来ずに実物のオメガ 『ω』 の可愛らしさを堪能したくなった方にも親切な一冊です。
更 紗
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『あっちゃん あがつく』
さいとう しのぶ 著 / みね ようこ 原案
本体価格 : \1,800 + 税
2001年3月初版 / リーブル
この絵本と出会ったのは、5年前。熊本で開催された「永田萠の世界展」 に同行した際、お隣のブースに沢山の絵本 ・販売コーナーがあり、そこで “一目惚れ” した一冊です。サブタイトルが 「たべものあいうえお」 とあるこちらの絵本には、各左ページには五十音順に 「あ」 から 「ん」 まで “はやし歌” が記されています。そして、右ページにははやし歌に因んだあらゆる食べ物のイラストが描かれています。どのページにも、本当に美味しそうな食べ物の絵が満載で、その食べ物には全て “顔&手足” がついていて、表情豊かに動き回っている姿が何ともユニーク♪「♪きっちゃん きがつく きゃらめる あまい」 のページには、キャラメル頭 (!) の男の子&女の子たちが、キャラメルの包み紙で折り紙をしていたり、「♪せっちゃん せがつく せんべい ばーりばり」 のページでは、しょうゆ ・えび ・ のり等々の色々なお煎餅たちが皆でカルタで遊んでいたりetc・・・。
とってもキュートな遊び心あふれるイラストに心が和み、微笑まずにはいられない楽しい気持ちになる絵本です♪
Ulara☆ |
『つみきのいえ』
加藤 久仁生 絵 / 平田 研也 文
本体価格 : \1,400 + 税
2008年10月初版 / 白泉社
CDショップのDVDコーナーをみていた時のこと。思わず手に取りたくなる絵に出合いました。世界各国のアニメーションフェスティバルで受賞し、とても評価が高いのだとか。同じタイトルの絵本も出版されているようです。もともと表紙の絵に惹かれた作品なので、早速その絵本を探してみました。
海水がどんどん上ってくる土地で、上へ上へと家を “つみき” のように建て増しながら暮らすおじいさん。落し物を探しに潜った海で、家族との思い出が回想されます。温かみのあるタッチがとても魅力の一冊です。そして、今年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたと聞いたのは、作品に出合って数日後のこと。これは映像の方も必見ですね!
CoRon |
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『雪のひとひら』
ポール ・ ギャリコ 著 / 矢川 澄子 訳
本体価格 : \1,600 + 税
1975年11月初版 / 新潮社
雪が舞う季節になると、ふと思い出して幾度となく読み返す本があります。何年も前に“もえさん” の薦めで手にした静かで美しいその物語は、30年以上も読み継がれているアメリカの作家ポール ・ ギャリコの名作です。― 雪のひとひらは、ある寒い冬の日、地上を何マイルも離れたはるかな空の高みで生まれました。 幾百万という雪たちが同じ吹雪で生まれた訳なのに、
それでいて一つとして互いに同じものはないのです。― 物語は <雪のひとひら> をひとりの
女性にたとえて誕生から死に至るまでの一生を描いた長い旅のお話です。何より心に沁みるのは、誕生、出会い、家族、別離といった様々なシーンにある細やかな心理描写や豊かな自然やその情景が訳者の矢川澄子さんのとても美しい日本語で綴られていることです。永い旅路を終えた <雪のひとひら> に “なつかしくもやさしいことば” がそそがれるラストシーンは何度読んでも心打たれます。この冬もまた主人公の <雪のひとひら> に会いたくなる私です。
オルガ
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『サヴィニャック ポスター A−Z』
レイモン ・ サヴィニャック 著 / 小柳 帝 日本語版監修
本体価格 : \2,200 + 税
2007年11月初版 / アノマニ ・ スタジオ
A から Z まで26の言葉をキーワードに、ポスター作家としての思いが綴られるこの本は、京都で開催されていたフランス映画祭の会場で偶然手にとった1冊です。ポップな色使いで、ユーモラスな表情のモチーフを描いたイラストを眺めているだけでとても楽しいのですが、フランス語で書かれたサヴィニャック自身の文字がなんとも味わい深く、心惹かれるのです。
お気に入りの画集を片手に、温かいお茶でも飲みながら自宅でのんびり芸術鑑賞 ──
なんていう絵の楽しみ方も、たまにはいいですよね。
CoRon
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『メモリーズ』
ジミー(幾米) 作 ・絵 / 岸田 登美子 訳
本体価格 : \1,200 + 税
2003年10月初版 / 小学館
ここ暫く忙しさを理由に部屋の片付けをおろそかにしていた私。何とかせねばと休日に整理を始めたら、案の定、手紙や写真や衣類を広げるばかりで時間だけがどんどん過ぎていく…。
焦ってもしょうがない!と、気を取り直しそんな時間を楽しむことにしました。どれを見ても懐かしい過去の自分に出会うことができて、今の自分がちょっぴりいとおしく思えたりして。
そこでご紹介したいと思った本が『メモリーズ』です。著者は日本でもたくさんの絵本が翻訳されている台湾の人気絵本作家、ジミー・リャオ。心のアルバムに残された57編の思い出を繊
細なタッチ、独特の色彩と世界観で描き、心に響く言葉が綴られた美しい絵本です。格好悪
い大失敗をして恥ずかしかったあの時、時間が止まってくれたらと願った幸せだったあの時、心の奥底にしまい込んだはずの辛かったあの時──。
遠い日の自分に出会って、今の自分
を見つめて、また新しい一日を始めることができる、優しいメッセージが伝わる一冊です。
オルガ
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