“もえさん”やスタッフたちが、興味を持っている出版物を好き勝手にご紹介♪

『京<KYO>のお言葉』
 入江 敦彦 著 
 本体価格 : \667 + 税
 2009年10月初版 / 文藝春秋


【よろし】 には隠された枕詞があり、【どーでも】 がこっそりと付随している。プレゼントを受け取り 「こんなええもんもろて、ほんまよろしいんですか?」=「こんなどうでもいいもの、本気でくれるつもりですか?」 ・・・といった、表面的には波風のたたない “京都的婉曲表現” になる。
【ほんまに】 は、京都人ならばイントネーションや語尾の伸ばし方ひとつで、このヒトコトに千差万別の意味を与えることができる。
【ほな!】 には、【大阪ほな】 と 【京都ほな】 との違いがある。etc・・・───
駄洒落を交えながら面白おかしく 「京言葉」 について、綴られているこの本。
軽快な “入江節” とも言える文章を読みながら、あらゆる角度から 「京都」 を知ることができます。随所に、京都の名所 ・名物の写真やお店情報も載っていて、なんと巻末には 「京言葉単語帳」 まで収録!“京都人” も “非京都人” も充分に楽しめる 「京都本」 です♪
                                                   Ulara☆

『日本人の知らない日本語』
蛇蔵 & 海野 凪子 著
本体価格 : \880 + 税
2009年2月初版 / メディアファクトリー


日本語教師である作者が、普段私たちが何気なく使っている “日本語” を外国の人がどう捉えているのか、日本語学校で起こる様々なエピソードとともに綴っています。
読み始めた頃は、面白い出来事にアハハと笑い声を立てていたのですが、だんだん雲行きが怪しくなります。各章の終りには 「日本語テスト!」 なるものがついているのですが、あまり見たことのない漢字の読み方や正しい敬語の使い方など、なかなか頭を悩ませる内容なのです。でもこの本に出合うまでは気にも留めなかった 「日本語の歴史」 に触れ、読み終わった後は、もっともっと日本語について知ってみたくなりました♪
                                                   CoRon

『もっと知りたい 歌川国芳』
俊彦 著
本体価格 : \1,600 + 税
2008年3月初版 / 株式会社 東京美術


江戸時代末期に活躍した浮世絵師の一人である歌川国芳の生涯を作品と共に紹介した一冊(全カラーページ)。彼は自分のことを 「わっち」 と呼ぶ生粋の江戸っ子でユーモアたっぷりだけど真面目、その人間性に惚れ込む人も多かったようです。15歳の時に歌川豊国の門人となり、水滸伝シリーズで脚光を浴びます。実家が染物屋ということもあってか、彼の色彩感覚の素晴らしさは群を抜いていました。おまけに繊細さとダイナミックさを兼ね揃えているうえに、独自の表現方法によって、大きいものをより大きく見せたり躍動感を与えたりと常に工夫を凝らしているので、国芳作品が多くの人々の心を魅了し、人気が高かったのがよく分かります。
そして、先ほど彼の人柄について少し触れましたが、洒落っ気のある国芳を表す作品、例えば、金魚やおたまじゃくしを擬人化して描かれた 『金魚づくし』 と言えばご存知の方も多いのでは?この作品はほんの一部で、他にも 「楽しい」 「なるほど!」 と思うような個性的で面白い作品が沢山あり、本書で紹介されています。歌川国芳と浮世絵の魅力がいっぱい詰まった一冊です。
                                                  アマガエル

『クロワッサンとベレー帽 − ふらんすモノ語り』
鹿島 茂 著  
本体価格 : \648 + 税
2007年10月初版 / 中公文庫

19世紀半ばに “葉書” が発明 (!) されてから今日まで、世界中で最も売れた絵葉書の絵柄は何でしょう?
フランスではパンのバゲットの長さと重さが法律で決められている、などなど手袋や砂糖やヘアブラシ、あげくにはお風呂に入らない習慣に対処する身づくろいの仕方まで、フランスの社会生活の専門家によるフランスの道具にまつわるあれこれの謎が楽しく読み解けます。
さて最初の問いの答えは、「エッフェル塔」。そういえば、今でも町角のカード屋さんにはバラエティに富んだエッフェル塔の写真やイラストのハガキがあふれています。建設された当時は賛否両論物議をかもしたというエッフェル塔ですが、100年以上もフランスを代表する永遠のアイドルなのですね。
                                                    きなこ


『からだにおいしい野菜の便利帳』
板木 利隆 監修
本体価格 : \1,300 + 税
2008年4月初版 / 高橋書店


「最近、お肉食べてないなぁ・・・。」よりも 「近頃、野菜不足かも・・・。」 という言葉の方がよく耳にするように思います。それほど野菜は身体に多くの栄養を与えてくれるものという認識は誰もが持っていると思うのですが、沢山ある野菜のことをどれだけ解っているかというと、私などは、「レモンはビタミンCが豊富。玉葱は血液がサラサラに。胡麻はセサミンで老化防止。」
なんて何かのCMで見たようなレベルです。買ってきたものを野菜室に入れたまま気が付いたらしなびていたなんてこともしばしば。それがなんと!最近とても頼もしい味方を得たのです。
本書は、100種類以上の野菜の栄養成分は勿論、産地、栄養価の高い旬の時期、正しい選び方や保存方法、安全に食べる下準備やレシピ、雑学まで、とても解りやすく野菜の魅力をまるごと紹介してくれる充実の一冊なのです。旬の新鮮な食材を集めて1年がかりで撮影されたフルカラーで見る野菜の姿は、眺めていて飽きず、本当に美味しそうで美しい。野菜の楽しみ方が、うんと広がること間違いなしです。
                                                    オルガ


『京都時代MAP 幕末・維新編』
新創社 編
本体価格 : \1,600 + 税
2003年12月初版 / 光村推古書院


幕末の動乱期、京都では歴史を変える様々な出来事がありました。
池田屋騒動、禁門の変、鳥羽・伏見の戦い、そして坂本龍馬の暗殺。本書では資料や写真・イラスト掲載し、これらの出来事をわかりやすく説明した“幕末・維新の事件現場を歩く”というコーナーもあり、歴史好きにはたまりません!
とはいえ、メインとなるのは “時代MAP”。 半透明のトレーシングペーパーに書かれた現代の
京都地図を、幕末 ・維新の頃の京都地図の上に重ねると、時代を超えて二つの京都が体感
できるようになっている新発想の歴史地図なのです。 今から約145年前、坂本龍馬や新撰組がこの通りを歩いたのか・・・、長州軍と幕末軍が戦ったのはこの辺りだったんだ・・・、などと
思いながら地図を見ているだけでドキドキします。一瞬にして、その時代にタイムスリップできる何とも素敵な地図です。
この他に、 『京都時代MAP 安土桃山編』 ・ 『奈良時代MAP 平城京編』 ・ 『東京時代MAP 江戸編』 などがあり、どれも当時の歴史を堪能できる一冊となっています。
                                                 アマガエル


『名画の言い分』
 木村 泰司 著
 本体価格 : \2,400 + 税
 2007年7月初版 / 集英社


ヨーロッパの大きな美術館で、延々並ぶ宗教画に退屈していた私。同じ主題が繰り返され、構図も不自然、モチーフも無理やり?などなど不可解至極。でも、そこには秘密があるらしいということを知って、俄然興味がわきました。
「西洋美術は感性で見るものではなく、読むものです。」と言い切る西洋美術史家の著者が、その豊富な知識と経験から、楽しくわかりやすく西洋美術の歴史と約束事を説いていきます。 欧米人でも当時の時代背景や政治や宗教観等の知識なしでは理解できないと言われる西洋美術。18世紀以前の絵画は、今のように描きたいものを描けたわけではなく、必ずメッセージが含まれているとか。まるでミステリーの謎解きのように、なるほど、そうなんだ、とすっきりします。そうだ、美術館へいこう!
                                                   きなこ